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馬の起源と進化 その4 エクウス・キャルバス 1本指のウマとなる [ウマ]

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前回はメリキップスからプリオヒップスへ、そしてエクウス・キャルバスの登場

ここまでお話しましたね。

前回の記事 馬の起源と進化 その3 メリキップスからプリオヒップスへ

エクウス・キャルバスつまりエクウスが出現します。

鮮新世後期に北米の気候が変化し、北米で生活していた動物のほとんどは移動した。約250万年前に陸続きだったベーリング地峡を渡り、ユーラシア大陸へと渡った。

エクウスの最古の種はエクウス・ステノニスで、イタリアで発見された。第四期の初期か新第三期の最後にプレシップスから進化したと考えられている。エクウス・ステノニスは後に体重が軽い種と重い種の2種に分岐した。

当然プリオヒップスからエクウスにいたるまでも何種かが進化を繰り返しているわけですね。

エクウスステノニスは北米に渡った。北米ではエクウス・スコッティと呼ばれており、現代の馬を超える大きさの化石も見つかっている(エクウス・スコッティ・ギガンテウスと呼ばれる)。

アメリカ大陸では鮮新世(300万年前)から更新世(1万年前)までの間で、ヒッピディオン、エクウス・フランシスキ、そして現代の馬の先祖の、大きく分けて3種類に分岐した。

ここでヒッピディオンが出てきます。

ヒッピディオン1.jpg

↑ヒッピディオンの骨格です

ヒッピディオンは約300万年前にアメリカ大陸間大交差が起こった際、北米を渡り南米で繁栄した。ヒッピディオンは比較的短い脚を持っていた。元々はプリオヒップスから進化したと考えられていたが、DNAの研究が進みエクウスに属する種であることが示されている。100万年前、南米にエクウスカバルスが渡ってくると、ヒッピディオンとエクウスカバルスは血が混じりあい、一つの種となった。ヒッピディオンは南米の固有種となっていたが、約1万3000年前に絶滅した。

エクウスフランシスキは更新世の氷床の南で見られた。エクウスフランシスキは約3万1000年前、ベーリング地峡周辺で絶滅した。

とあります。

まさに誕生と絶滅の歴史です。

内容が重複するところもありますが、要約していくと

エクウスはアメリカ大陸から、かつて存在していた地峡を渡ってアジア、ヨーロッパへと 分散していった。氷河が後退したおよそ1万年前、この地峡は海没した。 そして推測の域をでないいくつかの理由によりアメリカ大陸の馬たちは絶滅した。 その後スペインの征服者がやって来るまで、そこには馬は存在しなかった。

大陸間の種の移動にウマも例外ではないようです。

そしてエクウスはさらに現代のウマへと進化をとげていったのです。

原始的な3タイプのウマ

モウコノウマタルパンエクウス・シルヴァティカスである。

この3タイプのウマについては改めて書いていきたいと思います。

おさらいで

ウマの脚の進化.gif

ウマの進化の流れ.png

進化の過程です。

※写真と図の出典 Wikipediaより


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タグ:ウマ 進化
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