SSブログ

ウマと馬車の可能性と未来について 第3回 [持論]

スポンサーリンク




前回では

馬車はエコカーである、と良い事を強調して書きました。

が、現実も考えなければいけないので今回はマイナス面というか
デメリットを考えていこうと思います。

第1回ではウマと馬車のイメージを書き出しているわけですが

まず、馬車を牽くウマから考えると

生き物という当たり前のことが出てきます。

生きているから食事をする、排泄物を出す。

動物ですから臭いもします。
ちなみにウマの好きな人はウマの臭いは良い匂いなんですけどね。

でも苦手という方だっていらっしゃるでしょう。

そしてこれも当然ですが世話をする必要があります。

世話をする場所、厩舎(馬房)やお馬さんのからだをきれいにする施設が必要です。

そしてお馬さんのご飯(主食は)の保管場所や排泄物(ウマのうんちのことをボロっていいます)の処理

お馬さんの部屋に敷く敷料(ワラやおが粉など)の倉庫なども必要ですね。

当然、給排水や電気・ガス等の設備も必要です。

つまり、お馬さんを養うには場所・設備・人が必要でコストがかかる

ということなんです。

こんなん書いちゃうとウマなんて養えないっ!

ってなっちゃうかもですが現実は受け止めなければ…

ですので乗馬愛好家でご自身の愛馬がいる方が少なく
いても通常は乗馬クラブ等に預託するわけです。
 
預託するのは設備だけの問題ではなく調教維持等のことも
あるので一概には言えませんが、ここでは割愛します。

シュガー1.JPG
「オレを養うなら高級マンション用意してくれよ」

無視します(笑)


次に馬車について考えます。

導入コストがかかる

現在はだいたい外国製の馬車がほとんどでヨーロッパやアメリカから輸入しています。

維持費はどうか?

軽車両ですので税金とかはかかりませんが、
駐車場所は確保しないといけません。
まあ、車庫照明いるわけではないですけどスペースの問題以上に
保管状態ですね。雨ざらしってわけにはいかないでしょうから倉庫的なもの
大型のバイクガレージなどを利用する手もありますが大型の馬車になると
かなりのスペースが必要になってきます。

あとはメンテナンスですが、足回りを整備し、きれいにしておく程度

程度って言ってよいものかは分かりませんが、自動車よりは楽でしょう。
特殊ですから構造上の知識は必要でしょうね。
でも構造も馬車が自動車に発展していったことを考えれば基本的には
被ってくると思います。


それに加え、ウマと馬車を連結するハーネスという馬具も必要になってきます。

そしてウマと馬車の常駐場所と仕事の場所が違えばそこまで移動する手段が必要になります。

ここが矛盾しちゃうんですよ。

職住が同じ、もしくは非常に近ければ

そのままウマが馬車を牽く状態で移動できます。

馬車(ウマ)自体が移動手段なわけですからね。
当たり前のことです。

ただし、

距離が離れていると

トラック等を使用してウマと馬車を輸送しないといけなくなります。

これ、すごい矛盾というかジレンマなんですよね。

距離があったってそのままウマが馬車を牽いて移動すればいいじゃん!

って思いますよね?

長距離バスとか長距離トラックと同じでしょ?

そこにウマと馬車のウイークポイントがあります。

スピードが自動車ほど出ない

その気になればスピードアップできないわけではないですけど
通勤するだけで疲れちゃって仕事できない…

なんてことになります。

あとは距離の問題もさることながら移動する道路や周辺の環境にも左右されます。

軽車両、自転車が通行できるところは法規上、OKなわけですが

実際問題、周囲の交通を乱すわけにはいかないですからね。

ウマや馬車が道路やその辺、町を通行していたら

とても目立って注目浴びますが

危ないよ、とか

邪魔だよ、という方もいらっしゃるかもしれません。

あとはバスに比べれば乗車人数限られてくるわけですし
トラックに比べたら積載量も限られてきます。

もちろん、馬車の大型化・ウマの多頭数化で対応できなくもないですが

自動車等他の輸送手段に比べたら

効率面では分が悪い

のです。

じゃあやっぱり馬車はダメじゃん

ってことになっちゃうのか…

日本馬車協会としては考えなくてはいけません。

続きはまたにします。

重種馬車2.JPG




スポンサーリンク



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。